夕暮れの荷坂峠に挑む DD51貨物
2011. 8. 17 紀勢本線 紀伊長島→梅ケ谷 |
毎年8月17日に開催される熊野大花火大会。 この年も紀勢本線には観客動員用の臨時列車が多数設定され、早朝から撮影に出かけた。 終日好天に恵まれ、二木島、新鹿、波田須と撮影をこなしていた。 臨時列車のスジを自作ダイヤで引くと夕刻の貨物列車と何箇所もぶつかるので、時刻変更があると想定。 少し早めに貨物列車の撮影のため、波田須の海を見おろす場所にセッティング。 予想通りほどなく、更新色のDD51が眼下を駆けていった。 時変の詳細はわからないが、自作ダイヤから大体の予測をたてて車を走らせる。 途中紀伊長島駅で通過時刻をうかがうとまもなく三野瀬駅通過との事。 お礼を言いすぐに国道横にあるパーキングに向かった。 この時期は定刻ならすでに日が暮れている時間だが、時変のおかげでかろうじて陽が射している。 やがて夕日に照らされながらトンネルからDD51が顔を出した。 今年3月をもってこの紀勢貨物が廃止された。 もう一度、沿線の桜と原色機とを夢見ていたが、叶わずに終わってしまった。 |